「目的」と「目標」と「手段」


スタッフに今やっている仕事内容を尋ねてみると、目的もわからずにただ何となくやっているってこと、けっこうありませんか?

理由を聞くと「以前からやっているので…」とか「前の店長に言われたので…」など、なぜやらなければならないのか、という目的を本人も理解していないことが以外と多いものです。

仕事の実行力とその効果効率、成功確率を上げようとするなら、まずはなぜその物事を行うのかという「目的」をしっかりと理解してもらいましょう。

その上で「目標」を数値化すれば、「手段」はより具体的になってきます。


★「目的」と「目標」と「手段」の違いって?


●「目的」・・・「最終的に達成したいこと。目指すべき的」

●「目標」・・・「目的を達成するために必要なこと。目指すべき標」

●「手段」・・・「目標を達成するために何をするか。具体的な方法」


「なぜ?」「どうやって?」を考えてみることが「目的・目標・手段」を明確にするポイントです。

「なぜ?」を突き詰めていくと抽象度が増し、「どうやって?」を考えるとより具体的になっていきます。



★「目標」や「手段」だけを語っていませんか?


スタッフに指示を出しても、反応が鈍かったり、思ったように動いてくれないことってありませんか?

そんな時、店長はしっかりと「目的」までも伝えていたでしょうか。


店長は、これまでの経験や成功体験から、何かしらの効果が得られることを知っています。

でもその「目的」を説明せずに、「とにかくやった方が良い」「やるべきなんだ」「やろうよ~」と、実行そのものを促しているだけだと「何のために?」という目的が抜けているため、スタッフはなかなか成果に繋がるような動きになりにくいのです。




★「目的」と「目標」を明確にして、それらを達成するための「手段」を語りましょう。


例えば、「再度ご来店いただく」ことを目的とするなら、

「再度ご来店いただくためにも」【目的】

「お客さまの満足度をより高めなければなりません」【目標①】

「そのために、まずはお客さまをお待たせしない体制づくりをします」【目標②】

「それを達成するために○○をやりましょう」【手段】


このように関連性を持って伝えると、スタッフはその行動に対する意味を理解することができるので、意欲が高まりやすくなります。

さらに、どこが「到達地」なのかも頭にあるため、スタッフからの提案も出てきやすくなります。



★「そもそも、それは何のため?」


目的と目標、手段の違いをはっきりと認識し、それらを明確にする必要があるのですが、得てして陥りがちなのは「手段の目的化」です。

店長は「この手段(もしくは目標)は、しっかりと目的に向かっているのか?」ということを常に意識しておかなければなりません。

もし、正しい方向に進んでいないのであれば、軌道修正する必要があります。
そこに気付けないと、せっかくのみんなの努力が水の泡となってしまいかねません。

誤った方向に進まないようにするためには、「そもそも」を考えることが非常に有効です。



★「目的」に向かおう!


目標の向こうに「目的」はありますか?

それを自分の言葉でスタッフに語れていますか?

「手段」が「目的」になっていませんか?


目的、目標、手段を混同するあまり、思い描いていたような結果を出せず苦悩している方たちもいます。

これらの違いをはっきりと認識し、そして明確にすることで今後の成果をより良いものにしていきましょう。



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